人気ブログランキング | 話題のタグを見る

桜美林大学荊冠堂チャペル・パイプオルガン仕様

桜美林大学荊冠堂チャペル・パイプオルガン仕様_d0356433_22145844.jpg
[概要]
このオルガンは18世紀に中部ドイツで活躍したオルガン建造家、ゴットフリート・ジルバーマン(Gottfried Silbermann, 1683-1753)の建造理念に着想を得、建造されました。第1、第2鍵盤と足鍵盤はG.ジルバーマンのパイプ設計を踏襲しており、ドイツ・バロックのスタイルを基本コンセプトとしています。

それに対し第3鍵盤のパイプ陣は、フランス・ロマン派系の音色です。G.ジルバーマンはそのオルガン建造法において、フランスの手法に強い影響を受けました。したがって、このオルガンではドイツ・バロックの音色とフランス風の音色が見事に調和しています。

オルガンケースの木材は楓です。硬く丈夫で、かつ明るい色彩をもつこの木材は、チャペル内の聖壇や椅子の木材と調和します。オルガン全面にはプリンシパル管がシンメトリー配列で並んでいます。外観やストップノブ等もG.ジルバーマンのオルガンを意識したデザインになっています。

[ディスポジション]
第1鍵盤 Hauptwerk ( C - a''')
Bordun 16'
Principal 8'
Rohflöte 8'
Gamba 8'
Octava 4'
Spitzflöte 4'
Quinta 3'
Octava 2'
Mixtur 4f  1 1/3
Cornet 3f
Vox Humana 8'
Trompete 8'
Tremlant

第2鍵盤 Oberwerk ( C - a''')
Gedackt 8'
Quintadena 8’
Rohrflöte 8’
Nasard 3'
Octava 2'
Quinta 1 1/2'
Tertia 1 3/5'
Sifflöte 1’
Krummhorn 8'
Tremlant

第3鍵盤 Schwellwerk ( C - a''')
Bourdon 8'
Gambe 8'
Voix Céleste 8'
Flûte Octviante 4'
Flageolet 2'
Basson-Hautbois 8'
Tremulant

足鍵盤 Pedal ( C - g')
Principal 16'
Subbass 16'
Octavbass 8'
Octave 4'
Posaune 16'
Trompete 8'

カプラー:     Ⅱ/Ⅰ, Ⅲ/Ⅰ, Ⅲ/Ⅱ, Ⅰ/P, Ⅱ/P, Ⅲ/P
ストップ数:    33ストップ
アクション:    メカニカル・キーアクション
          メカニカル・ストップアクション 
コンビネーション: 4000通り
パイプ総本数:   2005本
ケース:      楓、ワックス仕上げ
調律法:      Neidhardt "Große Stadt"
設計・制作・組立: オルゲルバウ・フェルスベルク社(スイス)
          社長 リヒャルト・フライターク
ディスポジション: ジャン=マリ・トリコト、フォルカー・ルッツ、植木紀夫
調整・整音:    ジャン=マリ・トリコト
設置・奉献:    2008年3月

by oberlin_felsberg | 2017-04-04 22:19